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イラスト:亀山鶴子
作品内容:浮気されているのがわかり、ネットのブログ等に慰めを求める女性「空っぽの恋」。
ある男と出会い、男の趣味に合わせることによってSMの世界へと導かれる女性「誰も入れない鏡」。
他の女性に走った男の気持ちを、もう戻せないと諦めホテルの前で出会った男と自棄になってセックスする女性「Sweet Revenge」。
苦労して別れたセックスフレンドと再開し、また溺れてしまうのかと悩みながらも逆らえない女性「溺れているの」。
事故で耳が聞こえなくなり、手話教室で出会った突発性難聴の年下男性に深く甘えていく女性「部屋から見える空」。
男に変えられ、翻弄される女性が主人公の五つの短編集。
作者コメント:今回トルタルに参加させていただいた「空っぽの恋」を入れた五編になっております。
途中「ホテルピーチテイル」というキーワードが出てくるのですが、これはモモカタリで企画した「ラブホテル企画」に書いたものを改めて書き直したものを入れました。
後で「ラブホテル企画」も改めて出版されるみたいなので、ぜひTIAOBooksをよろしくお願いします。
http://tiaobooks.blogspot.jp/今回文章をリレー形式にし、一話の最後の文章と次の話の最初の文を同じにすることにより、同じ言い回しでも、ほんの少しだけ印象が違ってくるようにしてみました。
「空っぽの恋」ということで、全体的に切ない感じになっております。
短いのですが、ほんの少しだけSMチックな「誰も入れない鏡」も入れましたが、相当軽めに作ってあります。
ハードさはまったくありませんので、お気軽にお読みいただけると思います。
全体的に裏側にある悲しみのような切なさのようなものがテーマになっています。
男に翻弄され、結局は流されてしまうか弱い心を意識して表現してみました。
「Sweet Revenge」は同名の有名曲をイメージして拝借。
その曲はとても切ない旋律でもあり、また英語の意味が「心地よい復讐・快い復讐」なので、言わば「やってやった!」という感じですが、またそこには複雑な気持ちも含まれてきます。
あなたは仕返しをしたい好きな男性がいたとき、どんな風に仕返しますか?
このお話の女性に対して思うことがあれば、ぜひ教えてください。
「溺れているの」は体の相性がよくて、離れられず、こんなダメ男とは絶対に別れなければいけないと思いつつもズルズルやってしまった、という女性が結局性的な快楽に溺れていくという話です。
この5編の中では一番いやらしいと思います。
レストランの駐車場に停めた車の中でしちゃいます。
不思議とダメ男のパターンって聞いていると決まっていて、このお話に出てくる男も、いる時は横暴で離れると優しくなるという感じです。
お読みの方の中にも、そんな男から怖くて離れられなかったり、何かと別れることに迷ってしまったりしたことがある経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
どうしてこんな男と体の相性だけはよいのか。
気持ちは既に離れているのに、またエッチだけはしたいと思ってしまう。
そんなちぐはぐさの中で溺れていきます。
最後の「部屋から見える空」は希望を失った状況の中で男に頼ることで少しずつ希望を見出していく女性の話です。
手話がところどころに出てきて、耳が聞こえないというので、私も色々想像して書いてみました。
男性は年下ということですが、全然年下感がなく、むしろしっかりしていて頼ってしまうので、文章上はまったく子供っぽいところが出てきませんが、ほんの少しだけかわいいところが出てきます。
これは関係のない話ですが、私の周囲の女性の知り合いで20代前半の意見を聞いていると「同年齢が子供っぽすぎてダメ」という方がちらほらいました。
思い返してみれば20代前半は私も相当子供だったのかもしれないなと思うところがあり、苦笑しつつ聞いていましたが、やはり女性は「頼れる人」「自分を受け止めてくれる強さ」みたいなものをしっかり持っている男性ではないと、なかなか自分を出せないのかもしれない、と感じたものでした。
今回は「ほんのりいやらしい」という感じに仕上がっていると思います。
イラストは亀山鶴子さんで、トルタルの時に描いて下さった方です。
表紙もまた見所で、とても綺麗に仕上がっています。
また余談なのですが、この方のお名前とても変わっていらっしゃったので「ペンネームですか?」とお伺いしたところ本名であるとのこと。
大変神々しい名前やイラストの前に作品が負けないようにとのことで、頑張りました。
ご利益がありそうな名前なので版元さんにも「ぜひ彼女の名前を大きく目立つところに配置してください」とお願いしてみたところ快く引き受けてくださいました。
本の表紙をじっくり眺めることなどあまりないかもしれませんが、こんな裏話も頭の隅においていただけると、また別の視点で楽しめると思います。
現在も電子雑誌「トルタル」無料配信しております。
「空っぽの恋」もそちらで無料で読めますので、ぜひどうぞ。
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